当時都内に住んでいましたが、家業の関係と趣味のサーフィンをもっと味わいたく湘南移住を決められたH様。新しい住まいのためにとことんこだわられる方でしたので、ご自身でもそこに苦労なされたそうですが、明確なコンセプトを掲げていらっしゃったので、どこの会社なら応えてくれるのかという一点でご相談なされていた不動産会社担当から紹介、そして当社に至られました。
とにかく強くこだわったこととしては、おしゃれで可愛い家を実現したく、たくさんの情報収集と各種外装・内装・インテリアに渡りチョイスされて行かれたとのこと。そのこだわりにご自身は悩まれたとのことですが、都度各担当に相談をし徹底して検討されました。中でもセンスが輝くパーケットフロアを使いたかったこと、カバードポーチの手摺を当初検討していましたが無い状態に一目ぼれしそのまま決定するなど、随所に要望を盛り込みました。
玄関を入ると、土間の床は室内のフロアと高さを揃え、シームレスなつながりのある広々とした印象を与えています。天井は、板張り仕上げにホワイト塗装を施し、明るく清潔感のある空間を演出。木の素材感がもたらす自然な温もりと、白い塗料の爽やかさが調和し、心地よい雰囲気を醸し出します。ガレージとの一体性も兼ね備えているので、サーフィン後やボードメンテナンスとの動線に配慮。リビングからお気に入りのボードたちを眺められることも、満足度を高めています。
タイル張りの天板・壁、深くて大きいシンク(実験用シンク/病院用シンク)が特徴の造作洗面化粧台。鏡は木製のフレームが柔らかな印象を纏わせて、ナチュラルな温かみとレトロな雰囲気が調和した、こだわりの空間を演出しています。壁付けの水栓は、オシャレかつお手入れのしやすさも魅力です。柔らかに光を取り込む高窓が、心地よい雰囲気をプラス。小物を置けるカウンターを設えたことで使い勝手を考慮し細部まで行き渡ったこだわりが感じられます。
夕暮れ時、2階部分の外壁にも施された照明が、建物を優しく照らし出します。1階のポーチライトや室内からの光と呼応し、全体のバランスを考えた光の演出がなされ、温かく welcoming な雰囲気を醸成しています。建物のシルエットを美しく浮かび上がらせるだけでなく、夜間の安全性も向上。昼間とは異なる、幻想的な佇みの本邸は、建物のデザイン性を際立たせ、住む人の帰りを出迎えます。
広々としたWIC。隣接する寝室との間には、柔らかな印象を与えるアールの下がり壁を採用。収納力はもちろん、まるでセレクトショップのような洗練された雰囲気を醸し出します。
玄関を入ると目に飛び込むタイルは、奥の水回りまでシームレスに続いています。素材の統一感が、住まい全体に一体感と奥行きを与え、洗練された印象を際立たせます。デザインへのこだわりが、日常の空間をより豊かに彩ります。
平家風に高さを調整したというファサードバランス。ガレージまで軒を連続させたカバードポーチは、サーフボードを持った仲間たちが気軽に集える、半屋外の心地よい空間。ゆったりと腰掛け、海上がりの時間を共有できます。木製の温かみが感じられ、自然と会話が生まれる、コミュニティの場となっていることでしょう。外構はご自身でやりたかったという想いを叶える、自由度の高いスペース。これから続く日常をどのようなグリーンやアイテムが加わり、この家らしい個性が生まれ彩られていくのか、楽しみが広がります。
