当時、転勤族で横浜に住んでいらっしゃいましたが、転勤することがなくなったことがご検討のきっかけ。下のお子様の進学に合わせて永住地を探されていました。当初別の敷地を検討していましたが、仲介会社さんの紹介で現在の敷地に決まりました。住まいの理想を伝えたり、湘南での家づくりに合う会社として紹介を受け「思い描いてるような家を作ってもらえそう」との思いに至りご依頼いただきました。
「乾太くん横並び絶対！」など家事ラク動線を最優先にしつつ家族との安らぎを目指しました。間接照明が印象的なフルオープンキッチンは奥様の最大のこだわり、パントリーや玄関周りとの連携、そして中庭を配することで吹抜けとも調和した開放的なLDKを夢見てこだわり抜きました。それ故に、動線とゆっくり過ごせる空間を両立、さらにプライベートも確保するには？多くの要望を限られた空間にまとめ上げるプランニングに頭を悩ませました。
スケルトン階段とすることで、中庭＋LD＋キッチンに加えてさらなる開放感が呼応する空間となりました。2階からの採光、突き当たる壁面に開口部を設けることで抜け感も得られています。
開放的な吹抜けと高窓が、光をたっぷりと室内に届け、明るい空間を演出。リビングに面した中庭は、外部空間との連続性を感じさせ、心地よい風抜けを育みます。スタイリッシュなガラス手摺は、光を遮らないため自然光も室内照明からの明るさも得て上下階をつなぎます。随所に設けられた開口部と採光への工夫が、一日を通して明るく快適な住環境を実現。開放感と自然光が織りなす、心地よい暮らしがここにあります。
キッチンはダイニングと続きとなる構成。調理中も家族の様子を感じ、開放的な空間。配膳や片付けの動線もスムーズで、家事効率を高めています。フラット天板が空間との境界をあいまいにし、家族との会話が弾む、コミュニケーションの中心となります。
機能性と美しさを追求したこだわりの水回り。洗面台は、シンプルながらもスタイリッシュなデザインで、清潔感あふれる空間を演出します。注目は、乾太くん上部のカウンターと連続する、開閉式のフタ。洗濯機置場上部をフラットにしておくことですっきりとした印象を保ちながら、広々とした作業スペースも実現。洗濯物を畳んだり、一時的に置いたりするのに便利です。家事動線を考慮した設計が、日々の作業効率を快適にし、心地よい暮らしをサポートします。
おしゃれで落ち着いたグレージュでまとめた外観は、街並みに溶け込みつつもスタイリッシュとセンスが光ります。窓の配置や建物の形状を工夫し、プライバシーを守る設計。シンプルながらも素材感や光の陰影で表情豊かなデザインです。主張しすぎないグレージュの色合いが、住む人の個性をさりげなく表現し、落ち着いた上質な雰囲気を醸します。外からの視線を気にせず、安心して暮らせる、プライベートな空間を大切にしたデザイン住宅です。
