杉本様ご夫妻は、幼い頃から茅ヶ崎の海岸で過ごされ、その土地への愛着が深く、お子様の誕生を機に、手狭となった都内の住まいから茅ヶ崎への移住を決意されました。住み替えにあたり、ご夫妻は理想の住まいを求め各種検討しましたが「こだわり」を叶えたい思いから、注文住宅という選択をされました。複数の工務店から設計プランを提案してもらう中で、他社にはなかった「中庭」を主眼に置いた当社の提案が、ご夫妻のライフスタイルや好みに最も合致し、家づくりを依頼いただくに至りました。ご主人はグラフィックデザイナーとして、奥様はヨーロッパの旧市街のイメージをお持ちで、それぞれのセンスを融合させた住まいづくりを希望されました。
杉本様ご夫妻は、長年愛着のある茅ヶ崎での暮らしを、家族と共に快適に送るための住まいを求められました。ご主人は自身のセンスを活かした空間デザインを、奥様は旅行で訪れたヨーロッパの旧市街のような遊び心のある住まいを希望され、それらを両立させることが課題でした。
建物の正面には窓を設けず、スクエアな外観とすることで、個性的でスタイリッシュな印象を創出しました。落ち着いたトーンの黄褐色の塗り壁と、無機質なグレーの門柱の組み合わせが、洗練された外観デザインを際立たせています。
玄関土間から2方向に動線を確保し、利便性を高めました。一方の動線は、アーチ型の開口部を通ってシューズクローゼットやサーフボードスペースへと繋がり、趣味のスペースとしての機能を持たせています。
リビング・ダイニングの天井を高くすることで、開放感あふれる広々とした空間を実現しました。大きな窓や中庭に面した開口部から明るい陽光が差し込み、心地よい居住空間となっています。
コの字型の設計を採用しました。これにより、プライベートなアウトドア空間を確保し、BBQなどを楽しめる多目的なスペースとなっています。
建物全体は、ご主人のセンスと奥様のヨーロッパのイメージを融合させ、シンプルながらも遊び心のあるデザインとしました。特に、中庭を中心に配した間取りや、各所に用いられた素材の組み合わせが、個性的で魅力的な住まいを創り出しています。
