ホーム – 施工事例 – 茅ヶ崎市 M様邸
当時、近隣のマンションに住んでいらっしゃいましたが、子供たちの成長を感じる中で家づくりを思い立ちました。
ご主人の趣味や奥様が主催する英語教室の事、親御様の事などこれからの住まい方にも思い至り、多くの議論をなされました。朗らかで社交的なM様ご一家ならではとして来客者とのコミュニケーションにも配慮した設計を実現できる会社を求めてられていらっしゃいました。
家族それぞれの空間の取り方をどのように構成すればよいか、変化していく住まいの利用方法にどのように適用させていくか熟慮されました。お人柄から多くの来客者を迎え入れるための施策も模索されていたため、広いバルコニーや玄関空間の配慮、廊下をなるべく廃した効率的なプランニングを追求。鉄骨スケルトン階段のご要望もこれらに関連して当初イメージに据えられていました。
鉄骨スケルトン階段の要望は強くありましたがコストを考慮して、スケルトン木階段にシフト。しかし部材の一部をブラックアイアン風に塗装を掛けたことでスタイリッシュかつオシャレな印象に仕上がりました。スケルトンにこだわったことで抜けを感じ、ひな壇部分はちょっと腰を掛けられる粋な空間にもなりました。
リビングダイニングは大開口サッシを配し、東側からの採光をしっかりと取り込むことにしました。想像以上の清々しい明るさにご家族皆様は高評価。印象的な勾配天井はレッドシダー仕上げとすることで、ソファーでリラックスした際や、ふと見上げた時の癒しのシーンとなっています。
現在も、余力ある大空間約10帖のロフトスペースは家族だけのスペースには留まりませんでした。
親子20人ほどが来訪した際は、このロフト空間が子供たちにとって格好の遊び場になり、”ちゃんと”パーティーが行えたそうです。
造作洗面はオンボールタイプにすることで、軽快かつオシャレに。建具扉の一部を大きく型板ガラスとすることで閉塞感を回避、柔らかに広がる照明の明るさが家族の気配をも感じさせます。
ラップサイディング外壁とサッシ回りのホワイトモールが、自然光及び空との調和を育み、行き交う人々がふと目にしても雄大な気品を感じさせるファサードとなり、近隣のランドマークとなっているそう。軒の無いバルコニーはまさにこの地の特等席。親子扉とした玄関はミニバイクの出し入れも可能な使い勝手とするなど、細かな設定が絶妙なバランスで構成されています。